
私は、創業1919年の瓦屋【現在の株式会社ハイウィル】の息子として育ちました。祖父が、親鸞の熱烈な信者だったということもあり、幼いころより、「利他をしろ!」と耳が痛くなるほど言われて育ちました。
祖父から父へ、そして父から私へ言い伝えられてきた言葉は、
「忘己利他」という言葉です。
自分の利益を考えず、お客様の利益に徹することが最終的には自分の生きがいに通じるということ。生きているという実感がそこにあるんだ。と教えられてきました。
聞こえはすごく良い言葉なのですが、その意味が今頃になって理解できるようになってきました。
今までは、『利他』をすることで、どこかで見返りを求めていた自分がどこかにいました。もちろん自分に余裕がなかったということもあるのかもしれません。
欧米的な発想である、ギブ&テイクに近い意味合いで捉えていたのかもしれません。
最近のビジネス書を読んでいても、ギブ&テイクという発想でなく、
give&given、give&contribute (貢献)の発想が大切などと書かれています。引き寄せの法則なども、つまるところは同じだと思います。
見返りを求めず、「利」を与えることに徹してみる。この精神が、一番自分を豊かにしてくれるような気がしてなりません。
「利」とは相手のメリットです。
自分が持っている能力・資源が相手に貢献できる「利(メリット)」になるのであればまずは与えてみましょうということです。
「与えよさらば与えられん。」と聖書にありますが、自分ですべてを独占しても小さい世界でしか生きられないしこれからは、その発想では生き残れないと純粋に思っています。
経営も一緒ですね。
私は、「持たざる経営」という経営哲学を貫いてきました。幹部社員にもそう教育してきたつもりです。
私の場合は極端かもしれませんが、一つにしがみつくのが嫌いなので、ひとつのビジネスモデルが完成して収益ラインが走り出すと「利」ごと社員に与えて、責任も同時に持たせる仕組みで経営しています。
そこに見返りは求めてはいません。独立させた社員も数人おりますが、グループに残って経営者になるものもいれば、完全に独立していく人間もいます。それはそれで良いことだと考えています。
私は、社員を採用する際の基準として、自分の持っていない能力を持っているかを大きな基準としています。少人数の会社ですが、現在残っている社員は、自分の持っていない能力を持っているか、ある部分において私以上に能力をもっている人間しかおりません。私は、その能力を最大限に引き出す環境のみを整備することに専念するだけです。
実際のビジネスも同じだと思います。リフォームでは、相手がどんな「利(メリット・ベネフィット)」を切望しているのかを感じてあげることだと思います。
単に値引きをすることが相手のメリットであるとは限らないわけです。営業ではここを一番大切にしていますし、ネットなどで集客する際も相手の「利」がどこにあるのかを考え、そこにあるマーケットがどれくらいの規模なのかを検証し、対策を講じています。
BtoBの営業も同じで、その法人が悩んでいることを見つけ、最大限の「利他」をできる仕組みを作ってしまいます。
ネットを使うことで、自社で数千万かかったノウハウでも数十万単位で提供することができます。その価値は数十万で提供されますが、通常であれば数千万かかるわけですから、相手は喜んでくれるわけです。
そして、強く感じるのが、自分を望んでくれる相手のみとお付き合いができるようになりますので、自分自身が豊かな気持ちになれるのです。これは、お客様もそうですが、社員にも取引先にもいえます。
結果として、ストレスなく毎日楽しく仕事が出来ます。
webの世界を見ていくと、まさに「利他」の発想になっていることがわかります。
さまざまなネットビジネスがありますが、まず相手に貢献しなければ、自分には一銭の利益にもならないという構造になっています。
情報をふんだんに惜しげもなく公開する。そこに価値を見出してもらえた方がお客様になるという仕組みです。
パッションオブLLK合同会社は、そんな利他に専念する会社です。














